三菱電機ビル用マルチ3台を洗う

2011年来毎年呼んで下さる歯科クリニックのエアコンクリーニングです。三菱電機製のビル用マルチエアコンが設置されています。当店で触るものは壁掛け6台,天井埋め1方向1台,4方向2台です。他にも壁埋めのエアコンが2台ありますし,増設したお部屋にも通常の壁掛け型があります。

毎年になるのは理由があります。水漏れするのです。2015年の記事

通常壁掛け型のエアコンはドレンパンの左右両側に排水口があり,使わないほうをゴム栓で止めています。ところがこの三菱電機製ビル用マルチの場合,排水口は右側だけです。しかもドレンパンは非常に浅い作りで,取り付けると熱交換器の下部に接触します。ドレンホースとの接続もただのはめ込み式で,いつも霧ヶ峰で感じている良さが感じられないです。

隠蔽配管の場合は,左側に配管のための開口部を作るので,建物を設計する場合は,たぶんドレン用塩ビ管もそちら側に設置するでしょう。このエアコンを使うとわかっていれば,面倒ですが右にも開口して,ドレンを確保するのが正解です。

取り付ける段になってこの問題に気付いたとしたら,冷媒配管との兼ね合いを考えながら,ドレンホースが右から左への勾配を保つように据え付けなければなりません。さらにこのクリニックの場合,2mm3芯のFケーブルのほかに,MVVS線が3本も通っているので狭い配管通路を圧迫しています。MVVS 2×1.25SQ(マイクロホン用ビニルコード)

今回,思い切って,長すぎてとぐろを巻いているMVVS線とFケーブルを適切な長さに短縮しました。これで右角のカバーが膨らむことが無くなります。写真はカット前。

長すぎる配線

今年は,毎年欠かさず洗ってきた1番のエアコンのご注文がありませんでした。一応ドレンホースを洗い流そうと思って開いたところ,ドレン経路が右側に変更されていました! あとで院長のSさんが,隣の部屋の壁を開けて改修工事をしたとおっしゃっていました。去年僕が口頭で説明したことを実際にやって下さったんですね。そうかと思って隣の部屋の壁紙を目を凝らしてみたのですが,工事の跡は感じませんでした。

ドレン経路の変更

さて,前置きが長くなりましたが,今回は院長室の天井埋め1方向,3番と休憩室の壁掛けの合計3台を洗いました。型式は天井埋めがPMFY-P22BM,壁掛けがPKFY-P22BMです。1台目の天井埋めの外観。

三菱電機製,天井埋め1方向

三菱電機の天井埋め1方向は洗いにくい設計です。ましてこのコンパクトなお部屋に天井埋めとは。部屋の1面は外に面しているので,独立した霧ヶ峰の壁掛けを入れてくれれば良かったのに。実際増設した部屋にはパナソニックの汎用機が2台取り付けられています。

どうしてこんな設計になるのかね~と言いながら洗っている様子を想像しながらご覧ください。

熱交換器と内部ボディー洗浄後熱交換器の内側ファンとドレンパン漂白除菌洗浄後

2台目は3番診察室。配線をカットした件です。なぜか壁掛けは,熱交換器もファンも左側に汚れが偏っています。

熱交換器と壁側ボディ洗浄後外したパーツ漂白除菌洗浄後

休憩室の分。

熱交換器と壁側ボディ高圧洗浄後ファンとドレンパン他漂白除菌洗浄後

今朝も15分前に着いたらSさんが飲み物を用意して待っていてくださいました。最後の鍵かけはお父様。いつもありがとうございます。

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