サンヨーシンプルエアコンと浴室

先月9日にメールでお問い合わせくださった,栄町のマンションにお住まいのS様。エアコンと浴室を,半日オーダーメイドでというご希望でした。

エアコンを含む半日オーダーメイドは,お客様のメリットが少ないと思えるので通常お受けしない組み合わせです。詳しくお聞きすると,サンヨーの古めのシンプルエアコンで,浴室は換気扇のホコリやドアのパッキンなどが気になるということですので,それなら一緒にできた方がいいですよね,とお請けしました。

見せていただくと,リビングに設置されたコンパクトな室内機。SAP-GK32J,サンヨー2002年製です。浴室の方は暖房もできる換気扇,ドア回りはカビもそうですが,水あかが原因で落ちない気配を感じる汚れ。この場合は,ほぼ最初から二手に分かれての作業です。

さて,良い機会なので,気になっているエアコンのコンセントについて書いてみたいと思います。Sさんのお宅のエアコンはマンション備え付けで,コンセントもこの機種に合わせて選ばれたものでしょう。100V用で,15ないし20Aの容量で使えることを示すコンセントです。「接地極付き,接地端子付きコンセント」と呼ばれます。

アース(接地線)が必要なACプラグ

このコンセントを使う機器(この場合エアコン室内機)のACプラグに接地極があれば,コンセントに差し込むだけでアースが確保されます。ですがこの写真のように,接地極がないプラグの場合は,安全のため,アース専用の配線をします。それをつなぐのが,下の接地端子です。

ときどき,本体からの3極のプラグでアースが確保されているのに,追加してアース線がつながっているものがあります。接地極と接地端子はコンセント内でつながっています。無駄だよなあと思いながら,付いていたものを戻さないのはどうかと思って戻しますが,室内機の復元でこのアースラインが非常に邪魔になる場合もあり,エアコン取り付けをする方には無駄な工事をしないよう配慮していただきたいと思います。

エアコンには,茶色い,粘着性を感じる汚れがありました。熱交換器と壁側ボディ。

熱交換器洗浄後

外したパーツ。ファンは黒く見えますが,良く見るともともとは半透明なのです。これは劇的に変化する,洗って嬉しいタイプです。

ファンとドレンパン元の色を取り戻す

弟の方は,換気扇本体を降ろしていました。ときどき,こうしないとファンが外せないものがあります。配線状態や使える時間の関係で,いつでもここまでできるとは言えませんが,今回は特に気になっている場所でしたので。

換気扇本体を降ろすホコリで目詰まりしたファンすっかりキレイにして復元

他にも手を入れたのですが,気になるドアの下部。

浴室ドアお手入れ後

場合によってはお請けしている,エアコンを含む半日オーダーメイド。S様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。

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