10年物のレンジフード

箕郷町東明屋にお住いのI様から,レンジフードクリーニングのご注文がありました。シロッコファン型75センチで,築10年,希望日を二つ挙げてくださいました。8日の夜でしたが,当店空日程ご覧になって,10日午後か,13日午前が良いそうです。10日午後は別件を入れていたので,第2希望の13日でお受けした次第です。

お母様が対応してくださり,キッチンに案内してもらいます。10年経っているとは思えないほどきれいに管理されたお宅で,レンジフードも油汚れを感じません。娘がたまに手が届く場所を拭くぐらいだ,とのことです。

一般的な構造ですが,タカラや富士工業製に比べるとややくどい?作り方です。くどいと感じるのはビスが多いからで,裏を返せばばらばらになるということでもあります。銘板には渡辺製作所WAS-75AFGとありました。

作業前の外観。不織布フィルターを磁石で固定するのは良いことです!さらに,油だまりにはフィルターを棒状に丸めたものが詰め込んでありました。見栄えに難がありますが,これも汚れ防止,お手入れの簡略化につながります。

WAS-75AFGの外観

黒塗装された本体フィルターを外すと,ファンケースが奥行方向に取り付けられていました。ここからはクリーニング前後で構成します。

内部構造クリーニング後

前フードの分解。洗えるようにスイッチ部分を取り外します。

前フードクリーニング後

ファンとファンケース。ファンケースにはケレンの跡が見受けられましたし,ファンもお手入れの跡が感じられました。このファンの材質はアルカリによる変色が目立たないです。レンジフードのファンは,アルミ製よりもこの方が現実的だと思っています。

ファンとファンケースクリーニング後

おもに電源を外すために幕板を取り外すのですが,この電動シャッターも洗えそう!2枚目はすっかり油汚れが取れたシャッターです。

電動シャッタークリーニング後

シャッター部分までリセットできました。こちらの気持ちまでスッキリします。

フード本体クリーニング後

こんな作業を経て組みあがったクリーニング後の1枚。

クリーニング後のレンジフード

作業後はお母さまがお茶を入れてくださいました。手作りのお漬物も美味しかったです。お土産を持たせてもらって撤収。お気遣いありがとございます。

ところが翌朝,

I様からお礼とともに,動作不良のお知らせが。弱強の強のボタンで吸い込みが無くなり,取り付けたフィルターがたるむのだそうです。

電子基板は存在しないので,スイッチ部分の不良しか考えられません。機械的スイッチだと思ってスイッチ部分を洗剤に漬けて洗ったのですが,それがいけなかったのでしょう。

メーカーに問い合わせたのですが,メーカーから直接部品を卸すことはできないそうで,できるとすれば修理対応とのことでした。販売代理店に部品を頼むことも考えたのですが,修理をお願いすることにしました。

I様,ご不便をおかけし,大変申し訳ありません。なるべく早く正常運転に戻ることを願っています。

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