クリニック床の定期清掃

F様の歯科クリニックは,現状4か月間隔の定期清掃です。当初8月に予定を立てたのですが,ご都合が悪くなってしまい,ほぼ5か月たった本日,お手入れに入りました。

床はとてもきれいな状態で,特に洗浄が必要という印象はありません。予防的なお手入れは,見た目だけではない,衛生と美観維持に不可欠です。

だいたい方向性が定まったのですが,この床材は定期的に剥離洗浄する必要があります。淡い柄のあるリノリウム床ですが,本来の床材表面にはは細かい凹凸があります。それに薄く保護材(現状は樹脂ワックス)が乗った状態がベストだと思います。

ところが通常の床洗浄とワックス塗布では,ワックスの層が厚くなってくると,床表面の表情が無くなって,平滑な表面光沢になります。もちろんそれはそれできれいに見えます。ですが,(たとえとして不適切かもしれませんが)「厚化粧」な感じがするのです。

ほぼ3時間で仕上げることにしているので,これまで区画を分けて剥離洗浄を進めてきました。今回が最後の区画です。受付カウンター前と玄関です。

診察室からカウンター前の床を撮りました。手前は床の肌が感じられますが,向こう側はつるっとしているでしょう?これをいったん剥がして,2枚ワックスを塗ると本来の表情に戻ります。作業前,剥離洗浄後,ワックス塗布乾燥後の3枚構成です。

カウンター前の床剥離洗浄後ワックス塗布乾燥後

玄関框の内側の床材は,他とちょっと違うようで,こちらはもともと滑らかな床表面です。ここも,作業前,剥離洗浄後,ワックス2枚乾燥後です。

洗浄前剥離洗浄後ワックス塗布乾燥後

こうして本来の床面が戻ると,最初に剥離洗浄した区画の光沢が気になってきます。毎回部分的に剥離洗浄をしていくことになるのでしょうか。

さて,歯科ユニットと対になった収納棚に小さなシンクがあります。排水網が外されて消毒中のようです。排水溝側が気になったので,ちょっとお手入れ。普段こんな仕事が多いので,思わず手を出してしまいました。

シンク排水溝漂白除菌後

F様,毎度ありがとうございます。

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