いよいよ浴室!

O様邸には半年ほど毎月伺っています。先月分は,こちらの都合で延期にしていただき,今日実施です。いよいよ浴室です。

いよいよというのは,一昨年の夏前にこの浴室をお手入れさせてもらって以来の懸案だったからです。他にも色々気になる部分があり,それを進めてきて,「次回は浴室ですかね」ということになりました。

今日は回転工具(ハンドポリッシャー),パッドやスポンジ,研磨材,そして酸性洗剤をいくつか用意してきました。

弟が準備や小物洗いから始めているときに,僕は先回の続きの洗面台に手を入れます。TOTOの白い平滑な人工大理石で,表面の水あかを落とす作業です。水栓金具周りの特に後ろ側には,手の入りにくい場所にスケールができています。ここを円周状に擦ってしまうと,そのこすり跡が出てしまうことがあります。樹脂製のへらなどで地道につついてあげて,後はダイヤで磨きました。

ボウルはホーローなのでクレンザーを使っても大丈夫です。貝殻の内側のように光が反射するようになります。最初の写真が,先回スマホ内蔵カメラで撮ったものなので,色調や質感が違いますが,同じシングル水栓つまみの根元です。カサカサ感がなくなり,キレイな写り込みが出ると気持ちいいです。

人工大理石とホーローボウルの洗面台を磨く

浴室ドアは,大きなガラス面です。金具の取っ手がないのは幸いでした。丸く空いた穴が取っ手になっているだけなので,楽に研磨加工ができます。

このガラスもタイルもまずは酸を塗って水あかをふやかそうとしましたが,白くなるだけでやわらかくはなりません。ケイ素などのミネラルが関係している水あかは,ガラス質に近く,反応する酸が限られています。ケイ素も溶ける酸を使うと,素材のガラスや釉薬に目に見えるほどのダメージを与えてしまう可能性があります。

酸を使ったあと,ガラス用コンパウンドを2種試しましたが,全く歯が立ちませんでした。というわけで,ミニサンダーに装着したダイヤモンドパッドで磨きます。流水は重要で,片手にシャワーヘッド,片手にサンダーで念入りに磨きます。

写真は右側がどちらも仕上がった時のもので,左下は途中です。タイルも一部試してあります。

ドアガラスをダイヤで磨く

ガラスが終わって左側壁面を半分進んだころ,なかなか水あかが落ちないと思ったのでパッドを見ると,パッドがすり減っていました(笑。この減り方で,自分の癖が分かります。やはり上の部分を余分に押しつけているようです。

ダイヤモンドパッドの方がすり減る

ダイヤパッドを交換してまた磨き始めます。最初はなんとなく弱いのですが,アタリが出るのでしょうか。しばらくすると急にキレが良くなる気がしました。

こちらはシャワー混合栓周りのタイルの様子。これは下2枚が仕上がった様子で,右上は途中です。水あかがなくなると,本来タイルが持っていた深い光沢が戻り,非常に気持ち良いです。

タイルについた頑固な水あかを削り落す

相当頑張ったつもりですが,ガラス面と左側の壁面で時間が来てしまいました。Oさんにお願いして,今月分は間隔を空けず1週間後に来ることにさせてもらいました。浴室全体の元の美しさが取り戻せたら嬉しいです。

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