東芝製お掃除エアコンに惨敗

2009年7月にエアコンクリーニングをご注文下さった前橋市箱田町T様。その時とは違う東芝掃除エアコンをご注文下さいました。Tさんには,当店の作業車のロゴを含むカッティングシートを制作・貼り付けしてもらいました。ロゴを更新したので,またお願いしようかと思っています。

奥様がメールでお問い合わせくださり,型式名も添えて下さいました。型式を明示していただけるのは大変ありがたいです。東芝RAS-402BDR,2008年製です。

東芝製フィルター自動お掃除機能付きエアコンは初めてでしたので,分解マニュアルに目を通し,イメージをつかみます。分解マニュアルと言っても基盤類は養生・ファンは付いたままの作業内容なので,その先は自分で考えるしかありません。

ですが,東芝の空気清浄・イオン発生・換気機能付きを分解クリーニングできるスキルがあれば,お掃除ユニット部分が余分に付いている程度と考えて差し支えないと思います…と分解,組み立てが終わった時点では思っていました。

お掃除ユニットは2つのコネクタ,そしてそれに載っている空気清浄のコネクタの計3本を外せば取り外せる,きわめてわかりやすい設計です。お掃除ユニットの動力モーターは4個。それが一つのケースに収まったアセンブリになっていて,2本のビスでまとめて抜ける優秀設計です。

ぱっと見では複雑に見えますが,しっかりまとめられた設計方針だと思います。

東芝お掃除エアコンの基盤周り

実際,ファンやモーターを抜いて分解洗浄し,組みたてるまで約3時間。非常に順調だったのです。まずは外観と,お掃除エアコンも汚れますという証拠写真。

フィルター自動お掃除エアコンも汚れます

取り外したパーツは漂白洗浄,熱交換器は熱めのお湯に溶かしたピアで洗浄。ドレンパン一体成型なので,あちこち汚れが残りそうな所に気を使いながら洗浄しました。

ファンや熱交換器をしっかり洗浄

お掃除ユニットは,稼働軸3本とモーターの組み品(アセンブリ)が接続します。復元の際,何か角度が違ったのでしょう。お掃除ユニットが本来の動きになりませんでした。組みたて終了後の試運転で異常に気づいてから4時間ほど粘りましたが,うまくいきませんでした。

汗だくになるほど暑い日が続いていますので,空調機能その他は問題ないのが不幸中の幸い。修理はメーカーに任せることにして撤収しました。

エアコンクリーニングは,エアコンの汚れをリセットする為のものですが,お掃除機能が付いていると,空調には全く関係のない,ただ面倒なだけのユニットと対面しなければなりません。それをうまくこなしてこそプロなのですが,なんだかむなしいです。

T様には,中断なく9時から16時30分までご辛抱いただきました。大変ご迷惑をおかけしました。

後日談

帰宅の途中で東芝テクノネットワークに修理を依頼し,翌月曜日に修理完了しました。フィルターを持ち上げる部分の不具合があり,モーター部分を交換して見たけれど改善しないので,ユニット交換になったそうです。受付,担当技術者とも,とても満足のゆく対応でした。

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