大好きな富士通エアコン2台

今日は先日のNさんの仲介で,乗附町のアパートにお住いのS様のお宅でエアコンクリーニング2台。事前に銘板と設置状況の写真を見せてもらっていたので,安心して引き受けました。AS-E257H,富士通2007年製。化粧板のデザインから,僕が一番良いと思っている構造のエアコンです。

今日はNさんも立ち会って下さって,珍しく一人で来た僕の搬入作業を手伝って下さいます。Sさんは妊娠9か月とのこと。お子さんが産まれるとなると,エアコンは気になりますね。

2台とも同じ型式です。まずはリビング設置の分から。

富士通AS-E257H

そういえば,化粧板を外すのが大変だったな,なんて思い出しながら作業。フルカバー化粧板の下部爪は,ボディー全体を据え付け板に押し付け,固定する役割があります。しかし化粧板さえ外れてしまえば,4本のビスを外して下部ボディーが降ろせますし,3本のビスを外せば,洗いたいボディーから基板やモーター類を含むボックスが分離するという素晴らしい設計です。

熱交換器も黒ずみ始めていましたし,ファンもボディーも汚れていました。ファンは漂白洗いだけでは汚れを剥がしきれなかったので,洗浄カバー内で高圧洗浄。

熱交換器高圧洗浄後ファンとボディ漂白除菌洗浄後

そして,良くできているなーと思いながらここまではまあ順調でした。

考え抜かれた構造

このフルカバーを扱ったことのある方は理解できると思いますが,全体を均等に壁側に押し付けていくといいのですが,あまりにも上が先に入ったり,あるいは下が先に入ったりすると,大変なことになります。今日はかなり傾いた状態で下が入りました。こうなると,上側が全く押し込めなくなります。そこで下の爪を外そうと頑張っていたら,据え付け板が外れてきます。そして力がかかるので上も抜けてしまいました!

珍しく一人作業です。別の部屋に女性二人がいますが,手伝ってもらう案も浮かびません。片手で室内機を支え,脚立をはしご状にして突っ張り棒にしました。衝撃の画像。

室内機が外れた

もうひとつ脚立を持ってきて,廻縁にフックを入れ,据え付け板を吊る形で固定。かなりお辞儀した状態で運転してみます。グリル閉まってるかセンサーなどはないので,普通に動き始めました。Sさんに,この状態で使って下さいとお願いしました。見た目は別として,部屋も冷えていい感じになったのですが,「水が垂れます!」とSさん。お辞儀の角度が深すぎて,ドレンパンの手前側からあふれています。タオルなどをはさんで角度を変えて,何とか排水路確保。

明日午前,復旧作業に伺います。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。大好きなエアコンだと思って油断しました。

そんなわけで2台目は,化粧板を外すときも,はめるときもかなり慎重になりました。問題なく終了。こちらの方がニオイが気になるということでしたが,見える汚れは少なかったです。

気になる固定方法ですが,ねじ込み式アンカーが4本使われているようです。荷重的には問題ないと思いますが,明日はもっとたくさん打ちましょう。

熱交換器高圧洗浄後ファンとボディ漂白除菌洗浄後

N様,S様,大変ご迷惑をおかけしております。明日の作業を頭の中でイメージしています。

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