ダイキン2005年製エアコンのクリーニング

先月12日にメールフォームからお問い合わせを下さった箕郷町にお住いのT様。「エアコンクリーニングをお願いしたくメール送信いたしました。2階の部屋にあるダイキンエアコン1台ですが型番がわかりません。たぶん14、15年経過していると思います。写真を撮りましたので後程送信いたします。よろしくお願いいたします。希望日は8月3日、10日です」。

その後自動返信メールに返信のかたちで,エアコンの写真が添付されたメールが届きました。ダイキンのシンプルなエアコンです。右側が壁に近いのが気になりますが,何とかなるでしょう。お返事を差し上げると,床から写った写真と,型番が分からなかったこと,年式的に「洗って動いたらもうけもの」でOKと追加で送られてきました。

10年以上,時には20年以上経過したエアコンクリーニングも承っていますが,ハイリスクです。せっかくクリーニングしたのに,動作不良ということも考えられます。特にこの暑い盛りでエアコンが故障すると大変です。「故障する可能性があるけれど,洗って動いたらもうけものだよね!」の気持ちでお願い致します。

それにしても,ブログを書くにあたってメールを読みなおして,T様の苗字を最初から最後まで間違えていたことに気が付きました。ごめんなさい。お恥ずかしい話です。思い込むと見えているものが見えなくなるんですね。

さて今日は配管を外す可能性も考えていました。まずは設置状況。

ダイキン汎用エアコン

化粧板を外すと,右側に銘板が貼ってあります。AN22FNSK-W,2005年製。

右側面の銘板

ポンプダウン中。ただベランダは直射日光が当たっていますし,脚立のスペースも不十分です。ここでフレアナットの脱着やテープ復元はしたくないです。

念のためポンプダウン

無事に室内で分解できました。熱交換器の洗浄前,前処理剤反応中,洗浄後の3枚。

熱交換器

前処理剤反応中

高圧洗浄後

冷媒配管がふわっと貫通穴に入っています。この余裕が必要です。右肩が据え付け板から簡単に外れます。

配管敷設の遊びは重要

かび臭いとのことですから,ファンやボディの汚れをしっかり落とすことは重要です。

ファンとボディ

漂白除菌洗浄後

今話題の接地線。電気工事の基本で,本来は緑色か,緑色に黄色のストライプの入ったものを使うことになっているそうです。確かに洗濯機とかシャワー便座,冷蔵庫など接地線が付属している機器はそういう色ですね。なんの違和感もなく使っています。

ですがエアコンについては,白の接地線が使われていることが多いです。販売されている100Vのエアコンには,接地線は付属していません。設置線加工そのものがオプションのように扱われています。接地線を追加している場合,白のIV(単線)が多いです。ACコードが白なので,目立たないようにという考えだと思います。

この分は,接地線両端が白,中間は赤でした(笑)。今は少なくなりましたが,化粧板の手前を通して熱交換器に接地加工。この分,換気扇の関係でグリルが外せません。こういう接地位置は施工性が悪いです。

接地線加工

復元中

最後に脱線しました。T様,このたびは当店にご用命くださりありがとうございました。お飲み物もたくさんご用意くださり,お気遣いありがとうありがとうございます。

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