ダイキンお掃除エアコン2台

吉岡町北下のお住いのI様から,エアコンクリーニングのご注文。「お掃除機能付きエアコン2台のクリーニングをお願いします。メーカーはダイキン、型番は調べて後日連絡します。予約日程表を拝見し、7月28日(水)午後が空いていましたが、可能ならこの日にお願いします」。

型式やご希望日が分かるとお返事しやすいです。28日は,変則的ですが12時からでいかがでしょうか?とお返事しました。

その後設置状況写真と銘板の映った写真と詳しい説明をいただきました。左右開放,天井側にもスペースが感じられるので作業性良好です。珪藻土壁面というのが,ちょっと心配ですが。

Iさんのお宅につく前に,早いお昼を食べました。川沿いの桜の木の下に車を停めたのですが,その川が,子どものころ遊んだ川の雰囲気と似ています。ちょっと降りて石を裏がえすと,いました。沢蟹です。でもずいぶん小さいな。

沢蟹がいる川

Iさんが台風通過直後だということで,浴室で洗っても良い,と言って下さったのですが,お天気は意外に荒れず,晴れています。戸建てのお宅では,屋外での洗い作業の方が気持ちが楽です。2台はどちらも1階に設置。リビングにはF63RTCXP-W,ダイキン2014年製。この分は足元に飾り棚と電子ピアノがありましたが,何とかそのまま作業できました。もう一台は続きの和室にAN22NRS-W,ダイキン2012年製。壁面はどちらも珪藻土ですが,和室の壁面は「柔らかい」のだそうです。触った感触は硬く感じますが,わずかに擦る程度でも表面が削れる感触があります。

リビングの分から始めました。

F63RTCXP-W,ダイキン2014年製

基板への配線取り回しはシンプルです。お掃除ユニット,ファンモーター,ルーバーモーターのプラグを外せば良いだけ。こちらの分は6.3キロと大容量ですが,全体に構造がシンプルでした。

配線取り回し

下部ボディーが降りました。

熱交換器

高圧洗浄後

さすがに本体ボディは汚れています。想像以上ですね,とIさん。実際水漏れしたんだそうで,メーカーのメンテナンス後,ドレン管を外から吸引して,分解掃除を勧められたそうです。ドレンホースを高圧で流したら,薄灰色のスカムが出ていました。排水が少しでも滞ると,結露水が大量に出たときに排水が追い付かなくなることもあるのでしょうね。

本体ボディ

漂白除菌洗浄後

和室の分に取り掛かります。AN22NRS-W,ダイキン2012年製。下が押し入れなので念のため配管経路を確認します。右下壁貫通で押し入れの中に入り,左の壁面に向かわせ,壁面を伝って外に出したようです。左下で貫通させて,室内機内部で接続した方がいいと思うのは僕だけ(笑?

AN22NRS-W,ダイキン2012年製

こちらはうるるとさらら機能付きだし,ルーバーが空中回転しますし,正面基盤ですし,2.2キロとは思えないほど物量投入の機械です。14キロって重いです。結構下部の爪が?の状態に遭遇します。

室内機設置の謎

無事にボディが降りて,養生の上熱交換器の高圧洗浄。ピアを溶かしたお湯で洗うのですが,洗う前に前処理を行います。ここでカビをアルミ表面から浮かし,カビに漂白作用を仕掛けてから高圧洗浄すると,仕上がりが変わります。青いコーティングの色に戻った熱交換器をご覧になって,Iさんが,「こんな色だったんですね」とご感想。

熱交換器

前処理中

高圧洗浄後

ボディもやはり汚れています。

ファンとドレンパン一体型ボディ

漂白除菌洗浄後

左右開放の設置でしたし,広い作業面積を確保していただいたので順調でした。3時間40分には2台目の試運転を始めたのですが…見上げると左肩が浮いている気配。右貫通の場合,左肩と下の爪が干渉しあいます。左肩が入ると,下の爪が6枚前の感じになるんです。これを戻そうとすると,据え付け板上部には物凄く力がかかります。幸い,合板下地のある壁面でしたのでしっかり保持されていて戻せました。

そんな戻りがありましたが,大体16時に終了。ダイキンお掃除機能付きエアコン2台を4時間は,当店最高記録だと思います。お支払いの他に一袋づつお土産を頂戴しました。美味しいなと選んでくださったものが入っていると,嬉しいです。お見送り付きで撤収。

I様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。途中で降りましたが,おかげさまで土砂降りになる前に帰宅しました。

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