サンヨー製エアコンクリーニング3台

当店の営業エリア外にお住いのK様からメールでお問い合わせがあったのは先月末。「8年使用したサンヨー製エアコンが4台あり,そのうちの3台の汚れがひどいのでクリーニングしたい,でもメーカーもこのあたりの業者も部品在庫がないなどの理由で引き受けてくれない,追加の出張費を払うのでクリーニングしてもらえないか?」という内容でした。

型式はSAP-EX22Tが2台と,SAPEX71T2が1台。調べてみると2006年製で,インテリア性を考えたカラフルなグリルのエアコンです。取扱説明書を閲覧すると,熱交換ユニット搭載の給排換気機能,空気清浄機能など,熱交換器の表面や左側に特別な負荷装置を付けた様子が分かります。外観からして記憶にない型です。

ただ,サンヨー製というのがなんとなく好印象です。サンヨーエアコンの壁掛け型で,空気清浄機能付加とか,吹き出し口の構造が特殊だったなど,これまで当たったものはどれも,設計者の意図が見える,わかりやすい構造でした。

遠方ですが3台まとめてくださっているので,1日仕事です。誰にも頼めない様子も気になります。お請けすることにしました。Kさんは休暇を取って作業日を確保してくださるご様子で,3台とも設置状況写真を送って下さったので,イメージもつかめました。

その後,できればサンヨーをもう一台追加したいことや,浴室浴槽の着色をちょっと見てもらえないかとのお申し出。こちらとしてもできるだけご要望に合わせたいのですが,何としても時間との勝負です。

高速道路を併用して1時間半。「遠いところをありがとうございます」とねぎらっていただきました。広いお宅はお手入れが行き届いていて,エアコンの下はすっかり移動済みでスタンバイ。メインの3台のうち1台は1階リビングで,2台目以降は2階。移動経路も考えて,1階の浴室でパーツを洗わせてもらうことにしました。浴槽の着色も同時に手が付けられますしね。

1台目はリビングのSAP-EX71T2です。初めての型式ということもあり,延べ3時間以上かかったと思います。配線経路は整理されていてわかるのですが,結束バンドでまとめて押し込んである感じとか,アセンブリやパーツ類の収まりが不確かで,無理やり化粧板内に収めている感じが「シャープか?」という印象でした。地味な部分ですが,2枚の横ルーバーがきちんと差し込まれているかを感知するセンサースイッチ,この復元はコツをつかむまで難儀しました。

そんなSAP-EX71T2の外観。熱交換器のサイズも,周りに張り付いているパーツも22Tと変わらなかったと思います。外したパーツの写真は3台目の22Tのものです。重なり合ってしまってわかりにくいですね。

SAP-EX71T2の外観付加機能にかかわるパーツと基板

濡れては困るものを外して,洗える状態になった熱交換器と,外したパーツの漂白洗浄前後。

熱交換器とボディ高圧洗浄後ファンとドレンパンお手入れ後

2台目の22Tも何枚か写真があるのですが,そろっていません。多少入り組んで洗うので,抜け落ちたようです。ですので3台目。これが今日一番の汚れでした。

熱交換器とボディ高圧洗浄後ファンとドレンパン漂白洗浄後

浴槽の写真。井戸水を使っていらっしゃるとのことで,鉄分によるもらい錆がメインと判断していました。銀ちゃんにヘルプを出したら電話がかかってきました。何を使ったか,すぐわかると思います。これは2回目の塗布とその直後の写真です。もう一工程入れたけど,この時ほどは変化がありませんでした。

Kさんには色が落ちたと喜んでもらいました。

給湯口付近全体洗浄中(反応中)お手入れ後お手入れ後

さて午後4時を想定していましたが,終わってみれば5時半。長い間お待たせしました。お支払いをいただいて撤収。K様,このたびは当店へのご用命をありがとうございます。

4台目はとても手が回らなかったので,「また別の時に」というお話をいただきました。ですが,そうでなくとももう一度くる必要があります。3台目の化粧板を破損してしまったのです(恥。

脚立から降りるとき,はずみで飛び降りるように後ろに着地。バキッと音がしました。化粧板の左下角。何とか接着して通常動作にこぎつけましたが,非常に目立ちます。申し訳ありません。交換用の在庫があると良いのですが。

サンヨー製だからと甘く見たしっぺ返しを受けたようです。先入観なしに一つ一つに向き合わないといけないですね。

“サンヨー製エアコンクリーニング3台” への2件のフィードバック

  1. 浴槽の作業面白いですね!恐らくryoさんが使用したであろうものを僕も使います。紫色になるとちょっとびっくりしますが(笑)すっきり取れて素敵ですね!

    1. 加藤さん,コメントありがとうございます。今回は限られた時間内でということで,さび抜きでうまくいかなければ今後の課題にと思っていたんです。より難しいと思っていた浴槽は効果的でしたが,トイレ陶器は意外に抜けませんでした。

      着色を抜くというのは,適切な薬品の選択や,時間,そして手間を惜しまないことなど,僕にとっては課題の多い作業です。

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