クリニック床,午後イスのお手入れ

午前中は3カ月間隔で定期的に床をクリーニングさせてもらっている歯科クリニックです。毎回院長のF様が立ち合って下さいます。

剥離洗浄から始まっての定期管理で,膜厚コントロールを目指して洗剤やパッドを工夫しましたが,やはり定期的な剥離が良いのだと感じ始めています。たぶん引き戸のレールにたまる細かいグレーの粉が原因だと思うのですが,そのレール付近と,ドクターやスタッフが長時間とどまる場所に黒ずみが出ます。これがハイブリットクリーナーと削れるパッドを使っても除去できません。非常に細かいうえ,歩行によって押し込められるらしく,ワックスのかなり下の層まで食い込むと考えています。

今なら短時間の剥離で床素材に戻れます。

というわけで,区画を決めて剥離洗浄を繰り返しています。4つあるユニットの2つまで進んでいて,今回は3番目です。だんだん段取りもスムーズになってきました。

写真は,境界部分のアップです。先回剥離洗浄した区画と,今回剥離した区画,下の段が,今回剥離した区画とまだ剥離していない区画です。剥離洗浄後とワックス塗布乾燥後(仕上り)です。

リノリウムで細かいエンボスがあり,ワックスの5枚目ぐらいまでは凹凸が生きています。床素材本来の表情は剥離した後の光沢感なのです。

部分的な剥離洗浄で定期管理

定期管理で私どもに全面的な任せられているのですから,ずっと高い美観を保っていきたいと考えています。F様,今後ともよろしくお願いいたします。

午後は,皮膚科クリニックで,待合室などのイスのお手入れです。院長先生の奥様がいろいろ目配りされていて,その時どきに必要なお手入れをご注文くださいます。実は,こちらとしても椅子が気になっていたのです。

レザーを使った椅子は,ふだん水ぶきで管理されると思います。するといつの間にか,細かい目が黒ずんできて,拭きあげられていても汚れた印象になります。これって意外に落とせないですよね。

カーペット用洗剤と,トレピカ,マイクロファイバークロスを準備します。洗剤濃度が足りないと作業がはかどりません。濃い目に作り,すすぎのバケツにはピロキシを添加しました。最適の濃度になると,塗っているときにいくらか汚れが浮き,トレピカでマッサージすると面白いように汚れが浮き出てきます。青系のレザーは劇的でした。下の欄は,手前はお手入れ済み,後ろの椅子がお掃除前後の変化です。見た目はもっとはっきりしていたのですが。

待合室の椅子をクリーニング

黄色系の方は,汚れが落ちるのははっきり感じますが,なんとなくくすんだ印象。それでも,奥様は大変喜んでくださいました。「新品みたい。マジックね」。それほどでもありませんが,恐縮です。

もう一つ,外水道のボウルが気になるそうです。プラスチックのデザイン性の高いボウルで,カサカサした手触りは無く,色がしみ込んだように見受けられます。酸を塗り,流してから研磨材を使ってゴムスポンジで優しくマッサージ。最後に樹脂用ダイヤパッドで磨いてみました。

たぶんこれからも同じように色が付くと思うので,毎回ちょっと手を入れましょう。

椅子レザーと外水道ボウルを磨く

M様,たびたびのご用命ありがとうございます。

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