パナソニックエアコン2台

先月6日にお問い合わせを下さった,箕郷町生原にお住いのM様。パナソニックの汎用機エアコン2台を10/16午前にお願いしたいと最初からご注文メールでした。型式も調べて下さったのでお返事しやすいです。

「1階と2階の2台をお願いしたいです。1階はパナソニックCS-405CF2,2階はCS-225CFです」。後日設置状況の写真も送って下さいました。作り付けの棚板が見えましたが,何とかなるでしょう。

到着するとご主人が出迎えて下さいます。お子さんも奥様もいらっしゃいます。そうでした今日は祝日でしたね。お子さんはエアコンクリーニングの作業を楽しみにしていたそうです。実際,非日常的なイベントです。

針葉樹系無垢床板,珪藻土壁面です。うかつにも珪藻土壁面を予想していませんでした(汗。

以前もこのハウスメーカーのお宅に伺ったことがあります。そのお宅もM様邸も,エアコンは後付けらしく,右下壁貫通で設置されています。壁内隠蔽配管ではなく,外壁に出してスリムダクトで隠した方が,長い目で見て合理的だということだと思います。

エアコンクリーニングを業とするものとしては,配管を左下まで持ってきて屋外に出してほしいのですがいかがでしょう?何が違うかというと,室内機を壁から浮かすことができます。壁を濡らさないための養生の精度が高まります。壁掛けオーバーホールもやりやすいです。もう一つは,2階に設置のエアコンを買い替える場合,条件が整えば,外でのはしご作業が不要になると思います。

脱線しました。どちらからでも,とのことで1階リビングから始めました。CS-405CF2-W,パナソニック2015年製です。

CS-405CF2-W

ふっくらした外観ですが,内部フレームはなく,化粧板にフィルターが差し込まれています。化粧板はたぶん上下左右分割できますが,外しやすいのは下面で,下の化粧板がすっかり外れると,ACコードの取り回しやドレンホースの扱いが楽になるので,改良だと感じます。基板ボックス内のソケットも正面あるいは左に向いていますので,壁に近くても扱いやすいと思います。ドレンホースの固定は霧ヶ峰方式がベストですが,パナソニックはビス頭が六角でプラスも切ってあるので,対応の選択肢が増えていいです。ボディやドレンパンに使われている樹脂も,厚みや質感が向上した気配があります。

そんなわけで熱交換器と壁側ボディ。

熱交換器と壁側ボディ高圧洗浄後

使用頻度が高いのでしょう。ファンとドレンパンは汚れていました。

ファンとドレンパン漂白除菌洗浄後

2階は左側が壁に近いですが,作業に大きな支障はありません。

2階のCS-225CF-W

熱交換器と壁側ボディ。

熱交換器と壁側ボディ高圧洗浄後

ファンとドレンパン。

ファンとドレンパン漂白除菌洗浄後

初めて見た接地線の経路。1本がコンセントの設置極から室外機に向かっています。もう1本は室内機の接地極から室外機に向かっています。どうしてなんだろう? 僕としては,室内機と室外機は電気的に一つの回路だと思うので,室内機の接地極とコンセントの接地極を結ぶ1本で良いと思います。ちなみに1階の室内機の接地極からも室外機に向かって1本ありました。

接地線

お子さんたちも何気なく近くに来ては,自分たちの世界に入って遊んでいてほほえましいです。3時間かからずに終了しました。またお願いします,と声をかけてもらい,飲み物を頂戴して撤収。今回見せてもらった,特殊な設置の1台。分解できるかなぁ?

M様,このたびは当店にご用命くださり,ありがとうございます。

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