日立、パナソニック2台のエアコンクリーニング
いつもお世話になっているN様から、エアコンクリーニングの注文をいただきました。「洋室2台、リビング1台です。空室です。鍵は郵便受けに入っております(右に2回4 左6)」。詳細な内容の抜粋です。
当店空日程を参照の上、日程のご要望、建物住所、部屋番号、駐車場の決め事、そしてエアコンの画像6枚(室内機外観と銘板2枚組)とこちらで欲しい情報がすべて収まっています。毎度ながら行き届いています。
僕の方は日立2台とパナソニック1台と勘違いしていました。日立がドレンパン一体型だとやや面倒だなと思っていたんです。ところが、Nさんのお返事には、「リビングが日立で、洋室2部屋がパナソニックだと思います、水道電気は開通積みです」とありました。もう一度いただいた写真を見ると、確かにその通りで、何をどう見誤ったのか、失礼しました。
休日なので道路は空いていますし、来客用駐車場も余裕があります。10階で見晴らしがよく、すぐそばを新幹線が走り抜けます。まずは動作チェックを兼ねて3台を記念撮影。
日立はフルカバー化粧板で、内部構造がダイキンでした。細かいところが日立仕様になっています。下部ボディを外して熱交換器だけにします。
外したボディは手元で漂白除菌洗浄。よみがえります。
防水カバーはダイキン風なのですが、ファン保持のパーツが日立仕様です。最初にファン保持を外すと良いみたいで、防水カバーを外そうとしても爪が効いていてきついです。
ダイキンより良いと思うところは、配管抑えのパーツ。上部の爪は手前側からつまめるようになっていて、上に引き抜く作りです。右下壁貫通のノーマル設置の場合でも、脱着しやすいと思います。これは三菱電機のドレンホースホースフックと同じくらい良いと思います。
熱交換器左側も、脱着しやすいです。ですが、軸受けは置かれているだけなので、脱着時に遊んでしまう欠点があります。脱着しやすいのはメリットなので、軸受けが外れない工夫をしてもらえればありがたいです。
1時間半ほどで試運転にこぎつけました。空室なので30度暖房で内部乾燥。残り2台はパナソニックの汎用機。部屋が北側にあることや、使用時間のちがいで、リビングの分に比べて汚れは少ないです。
パナソニックに取り掛かったころ、Nさんが様子を見に来てくださいました。お茶の時間に間に合わなかった、と言いながら差し入れて下さったのは和菓子。生菓子でしたので、早速いただきました。お気遣いありがとうございます。
最近意識している「分解型エアコンクリーニング」をイメージしてもらいやすいように、これだけ外します、とまとめてみました。これはクリーニング後のパーツです。
壁側に残るのは熱交換器とそれを支える壁側ボディ。こちら側には電装品がありません。高圧洗浄機ですみずみまで洗うことができます。
外したパーツのうち、一番汚れているのは送風ファンとドレンパン。こちらは次亜塩素酸ナトリウムを主剤とする漂白剤で洗います。強力な除菌漂白作用があります。汚れの程度により、つけ置き時間を長くしたり、洗浄・すすぎの繰り返しをしたりして、新品に近い状態へのリセットを心がけています。
パナソニック汎用機2台は、だいたい2時間で終了。次の方に快適に使ってもらえるよう願っております。N様毎度ありがとうございます。
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