パナソニックお掃除エアコン
IDESの石井さんから、「I様からパナソニックお掃除エアコンのクリーニング依頼があったので、連絡先を教えました。対応願います」とショートメールが来ました。早速留守番電話に用件が入っていて、折り返しました。新田町、高崎駅近くのお宅です。
目の前の広い駐車場は貸しているそうで、洗い物はお風呂でということでした。それと、お知り合いのエアコンクリーナー原島さんが見学できるように日時を決めてほしいということです。
ということで、2週間後の本日、I様邸エアコン、原島さん見学で洗いました。CS-259CGX-W、パナソニック2019年製です。
この外観のもので当店が見てきたのは、前面に制御基盤があるものばかりでした。ですがこの分は、右側にありました。配線の数や配置も込み合った感じがしません。
お掃除ユニットの左側にはナノイー発生装置と中継用の補助基盤があります。ダストボックスタイプのため、排気ファンはありません。フィルタ―を往復させるモーターと、ホコリをかき落すブラシを回転させるモーターがあります。
現状記録のため、右側も撮っておきます。
主に洗いたいのはこの内側の部分です。熱交換器と壁側ボディ。この様子をご覧いただくと分かりますが、フィルタ―でほこりを防いでもエアコンの内部汚れは防げません。送風ファン自体が汚れるので、そこから飛び散った黒い粒々が内部を汚していきます。
熱交換器やボディーの汚れがみるみる落ちるのを見て、「強力なアルカリ洗剤ですか?」と質問がありました。当店ではほとんどの場合、弱アルカリ性の粉末洗剤ピアをお湯に溶かして使っています。高圧で洗うので、これだけでもかなり汚れ落ちがいいのですが、その前にスプレーした前処理剤が効いているんです。発泡漂白作用がある前処理で、カビ汚れが柔らかくなり、剥がれやすくなります。「前処理剤って何度も書いていますけど、どんな成分ですか?」という質問があったら考えますが、誰も聞いてきません。聞かれても教えません。というのは、僕が考え出したものではなく、教わったものだからです。ただ、答えは一つではないと思うので、あれこれ試すと得るものがあると思います。
ファンとドレンパンも洗いあがりました。
さて復元組立をして試運転。さわやかに冷たい風が出ます。次にフィルタ―「手動お掃除」を試します。何かおかしいです。しばらくいろいろ試しましたが、タイマーランプ点滅が始まり、エラーコードH52。取扱説明書にも出ている、フィルタ―お掃除関係のエラーです(汗。
それから2時間近くいろいろ試して、お掃除ユニット右奥のリミッタースイッチの不良と分かりました。スイッチが動作しても電圧が変わらないので、フィルタ―が収まった(戻った)ことが検知できないようです。左奥のスイッチは問題ありません。
たぶんこのスイッチを交換すれば問題解決するはずですが、念のためユニット部分を取り寄せて交換しましょう。参考になればと思って原島さんに見学してもらったのですが、残念。I様にも、後日修理になることを了承していただきました。
気前のいいIさんは、どこかに食べに行きましょう!とお誘い下さって、4人でランチに出かけました。恐縮でした。
コメントありがとう