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時空間除菌

ピロキシーとハイプロックスアクセル

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は感染力が高く,感染した人が無症状のケースがあるため,感染を防ぐのが難しいです。しかも感染者が重症化すると呼吸困難で命を失う。未知のウイルスや感染症はまだまだ出てくるのでしょうけれども,今回の新型コロナウイルスに恐怖を感じるのは当然ですし,道理にかなった対策をしていきたいです。ウイルスを撲滅することはできないけれど,住空間に入ってきたものは活動停止してもらいます。

おそうじ研究室でも除菌や消臭について活発な検討が行われています。ダイヤモンドプリンセス号から乗客乗員が下船して除菌作業が始まったときは,新型コロナウイルス感染症の発症者がいた部屋の除菌のことも考えました。

現実的には,かなりハードルが高いです。これまでと同じようにビルメンテナンスやハウスクリーニングをしながら,同時に発症者の部屋の除菌は出来ないという結論になりました。

もしやるとしたら,除菌作業期間中とその後の2週間ほど作業者自身も隔離生活を送る必要があります。宿泊生活スペース,準備室(防護服を着る,作業後除菌してから防護服を脱ぐ)といった設備面,大量の感染性廃棄物,使い捨てする防護服やカートリッジ…。やはり,感染症について十分な知見と経験があり,設備や装備品を準備できる専門の会社に任せましょう。

それでも,傍観しているのではなく,日常のクリーニング作業にしっかりした除菌品質を重ねていくことはできるはずです。そんなわけで,必要なもの,欲しいものがどんどん増えます。しかも,今まさに社会が必要としているものですから品薄です。情報交換しながら集めています(笑。

除菌というと,タンクに入れた消毒剤を噴霧していくというイメージが強いです。もちろん,手の届かない天井壁面に噴霧することは重要です。ですがその前に,日常的に手を触れる場所,テーブルやいす,床を洗うことができます。洗うのが難しい時は,除菌剤で濡れた状態にして時間を置き,使い捨てペーパーで1方向に拭き上げることができます。

空間の除菌は,オゾン発生器を活用することができます。もちろん,オゾン発生器のスイッチを入れるだけでは効果が限られるので,前処理や温湿度の管理,サーキュレーションが必要です。一定の知識と経験を身につけてオゾンマスター認定を受けます。

オゾンを上手に使えば,エアコン室内機,換気や空調に関わるダクト内など,単純に空間ではなく,時系列を考えた除菌が期待できます。過去に原因となったもの,これから原因になりそうなものから汚染源となる可能性をつぶしましょう。さらに抗菌作用のあるシール剤を塗布する方法もあります。

そんなわけで,つい最近入荷したものを含め,時空間除菌を目指してのラインナップ。ただこの1枚の写真のために長々と書いてしまいました。最後までお付き合い下さり,ありがとうございます。

時空間除菌関連の資材

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