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ダイキン天井吊4方向

8月11日に見積もりの依頼があったのは,菅谷町にある教育施設の天井吊エアコン4台他。あまりお目にかからない天井吊4方向のエアコンです。建物がピッチの細かい木製トラス梁構造のため,天井に埋め込むことができず,後付けの場合は壁掛けか天吊を選ぶことになるようです。

この施設を使う方の中に,アレルギー反応を示す方がいるということで,エアコンとカーペットの特別清掃を行う方針になり,当店に見積もり依頼という流れです。ちなみにカーペットを請け負ったのは,私どもがお世話になったパイオニアサービス前橋です。当店のエアコンクリーニング料金は安くないです。他社料金と比較されると不利なのですが,今回は分解の程度など作業内容重視で選んでもらいました。恐れ入ります。

施設の使用状況を考えて,今日明日の2日を選んでもらいました。約束の9時前に伺うと,担当の方が鍵を開けて待っていてくださいます。早速試運転,設置状況の撮影。

1台に寄ってみます。こんな形をしています。グリルを開けて中の銘板にはFUP112CB,ダイキン2013/8製とありました。2年前の改装時に設置されたそうで,2年ほどの使用なんだそうです。

もろもろ外して,熱交換器を洗える状態にします。熱交換器の洗浄前後。

もう少し近づいてみます。喫煙無し,飲食なし,定期的にお掃除するなど,室内の衛生と美観の維持管理をしているので,劇的な変化はありません。

それでもエアコンは汚れます。見てわかるのはドレンパン。こちらは外で弟が漂白除菌洗浄します。

ベルマウスも普段見えないファン側は汚れています。外したものは皆漂白除菌洗浄。生き返ります。

先日初めて使った天井用の洗浄カバーは今日も大活躍。今までの方法は,マスカを回してホッパーで受けるため,その作業に10分ぐらいはかかり,マスカが剥がれてきたりすると悲しくなりました。でもこのゴムバンド式ならあっという間に養生完成。エクセレント! 洗浄後もゴミが出ないのは嬉しいです。ほめておいて変ですが,気になるのは排水です。排水チューブの長さはありがたいのですが,バケツの中でとぐろを巻いた部分で水が滞ってしまうんです。ここもちょっと自前で細工が必要ですね。洗浄に使った後,カバー自体を乾かすのも難しい。平行の物干しざお2本に吊り下げた洗濯ばさみで吊るといった方法になります。

午後は島田ビルメンテナンスの島田さんと橋本さんが来て,わいわいと作業しました。天吊2台の後はナショナルの壁掛け1台と,明日に向けて3台目の天井吊の分解。

ナショナルはCS-D223A-W,2003年ごろの製品です。その外観と洗浄前後。

今日はここまでで17時を過ぎました。今晩は予定がないそうなので,現状のまま帰れます。明日はすぐ作業に取り掛かれます。差し入れもいただきました。いろいろお気遣いありがとうございます。

 

記録用

  1. グリル取り外し
  2. 基板蓋ビス2
  3. 側面四隅化粧板4枚ビス4+1
  4. ベルマウスビス4
  5. 基板角配線まとめタイラップ切
  6. 系統にまとめて再結束(黒・灰とその他)
  7. 基板に来ているプラグを抜く
  8. 端子台を外す(長ビス+接地線ビス)
  9. リモコン線を外す
  10. ルーバーモーター取り外しビス4タイラップ切×2
  11. 4方向下枠取り外しビス2×4(落下注意,配管のある角はビスの位置が違う)
  12. ドレンパン取り外し
  13. ファン取り外しナットとワッシャ
  14. ファンモーター取り外しナット3,ビス3
  15. 配線保持用金属板取り外しビス3
  16. 配線保持タイラップ切
  17. センサー用黒・灰配線のみ再結束
  18. ドレンポンプ取り外しビス2タイラップ切
  19. ルーバー板取り外し
  20. 取り付け部化粧板4枚取り外しビス2×4
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