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2012年製パナソニックエアコン2台

今月5日,小八木町のH様からメールでお問い合わせをいただきました。エアコンクリーニングを検討中とのことで,見積り依頼です。「リビングと子供部屋にあるエアコンになります。リビング:パナソニックCS-562CJ2,子供部屋:パナソニックCS-252CF」と設置場所と型式,さらに希望日の候補も書いて下さったので,料金とお請けできる日付をお知らせしました。

お子さんの鼻水がひどいのでエアコンを確認したら,思った以上に汚れていたのだそうです。フィルターの掃除はこまめになさっていたとのこと。まだ新しい,2シーズン使ったかどうかというエアコンですが,健康被害が出ているのならなるべく早く対処したいですね。

今日お訪ねすると,ご主人が待っていて下さいました。お問い合わせとご注文のメールは奥様で,立ち合いはご主人です。すでにエアコン下は作業しやすいように物がどけられています。2階の子ども部屋の分とリビングの分ですので,2階から始め,分解組立てをはさんで洗剤浸け置きの時間を作ることにしました。途中で2台の作業が重なるのですが,2時間後には1台目が,3時間後には2台目が終了するような形になります。

ご主人のお話では,汚れているのを見て,マツイ棒を作って拭いたそうです。送風カーブは拭けても,ファンはお手上げだったのだとか。そうなんです。ファンの汚れは回転時に押しつけられるのと,カビの粘着力で思ったほど取れないんですね。無理すると風向き板を壊しますし。時にはファンの羽が割れているなんてこともあります。無理をしない方が良いのです。

自分で分解できるか興味をお持ちだったので,こんな風に外しますとお見せしました。上下ルーバーと化粧板は何とかなりそうですが,ドレンパンのあたりでさすがに無理だとお感じになったようです。1台目のCS-252CF-W,基盤上のプラグは正面から抜けますが,ドレンホースの復元は難しかったです。壁側化粧板の角が外れない場合,しかも右近接だと基盤のFケーブルガイドが邪魔をしてホースに触れないんですね。やはりご家庭では外さない方が良いでしょう。

そんな1台目のクリーニング前後

2台目はCS-562CJ2-W,ナノイー発生装置付き左右風向き板モーター駆動です。これは分解組立てで難儀しました。右近接設置で,基盤上のプラグは右から左に向かって挿すタイプ。そして配線は基盤の手前や下部を通るのではなく,基盤とファンモーター防水壁の間を通る作り。大体お掃除エアコンのような内部フレームがあることもおかしな話です。1台目のようなシンプルなエアコンの担当と,こういうちょっと付加機能の付いた型式の担当では設計思想が違うような気がします。

ナノイー発生装置と上下ルーバーのモーターはわざわざ左に来ています。このタイプは右側が壁に近いと大変です。わずかですが隙間があったのでなんとか分解できました。

基盤が外せれば後は簡単です。さすがにリビング使用の分は稼働時間が長いのでしょう,これは洗わないと絶対取れない汚れです。

ご主人はデジタル一眼でかなりの枚数の写真を撮られました。奥様に見せるそうです。当店のは耐水・耐衝撃に重点を置いたデジカメですので,ご主人の写真をパソコンで見ればさらにはっきりご覧になれることと思います。

2台目はちょっと手間取りましたが,ほぼ予定通り3時間ちょっとで完了しました。ご主人に冷えた缶コーヒーをいただいて撤収。涼しくなってきたので,快適なエアコンクリーニング作業でした。H様ご用命ありがとうございました。

ryo:
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