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    Categories: 修理

日立RAS-X63F2(W)の修理

先日壁を濡らしていしまった上に,ファンを破損させてしまったK様のお宅。日立から部品が届いたので,修理(部品交換)に行ってきました。それにしても日立さん,部品取り寄せの対応が早くて親切でした。

壁面への水漏れは,あまりにも流量があったので,どうなったかと思っていたのですが,色が残っていました。洗浄剤が流れたので,いくらか脱色した様子もありますし,あれだけ濡れると下地から色を吸ってしまうのだと思います。K様ごめんなさい。今回も酸素漂白をしましたが,ほとんど変わりませんでした。「影だと思うことにする」と言っていただきました。

ファンの交換は,分解としては最深部になります。そして破損に至る原因となった,左右風向きの駆動軸部分も交換しました。

復元して試運転。またお掃除ノズルが動かないでうなっています。これは先回の復元時と同じ症状です。

日立のお掃除ロボットのフレームは柔くできていて,しかも左のアースや右のセンサー,壁側への押し込みなどいろいろ気を遣います。その時にノズルのカバーが浮き上がると板バネを噛みこんでしまうのでしょう。ですから,フレームを復元出来たら,板バネがきちんと外に出ているかどうか確認しないといけないようです。化粧板をかぶせてしまうと触れなくなります。

原因と思えるものが分かっていると,焦らずに済みます。

長い時間をかけて,お疲れさまでした,と労ってもらい,缶コーヒーを頂戴して撤収。K様,この度は数々の不手際があり,申し訳ありませんでした。

ryo:
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