定期的に伺っているO様邸で、吊り戸ガイドピンの交換をしました。経緯を書きます。
1月初めに、Oさまから「ご相談です。1階から2階に上がる階段前のガラス扉のストッパー?が壊れてしまったようで、開閉が不自由になってしまいました。ガラスが怖いので、今は開閉禁止にしています。できれば一度下見に来ていただいて、2月にいらした時に直していただきたいのですが可能でしょうか。作りとしてはプラスチックの小さい板を床にプラスのネジで固定したシンプルなものです」。
下見に伺って、そのプラスチックの部品を回収しました。突起の部分で割れて3分割しています。瞬間接着剤で補修すれば再利用できそうな感じです。丈夫な鍋頭のビスは床にしっかり固定しているので外しました。詳しい方はご存知だと思いますが、いったいどんな品物なのか想像がつかないかもしれません。メーカーの画像を拝借しました。(アトムダイレクトショップ)
ただ、補修したものであれ、取寄せた新品であれ、どうやって設置すればいいのか考え込んでしまいました。どう考えても、吊り戸をいったん外さなければガイドピンは取り付けられないからです。ただ、吊り戸は垂直なまま自由が効かないわけではなく、吊り金具を要としていくらかスイングします。これを利用できないだろうか?
さて、文章で書いていると埒が明かないので、おなじ悩みをDIYで解決した方のブログをご紹介します。これが正攻法と言っていいでしょう。「グラグラ」する吊り引戸を修理
だいたいこんな工程です。
①吊り戸の上部吊り金具を取り外す。
②いったん吊り戸は別の場所に置く。
③壊れたガイドピンを外し、同じ位置に新しいものを固定する。
④吊り戸の下部に掘られた溝を、ガイドピンにはめ込む。
⑤吊り戸上部吊り金具をはめ込む。
正攻法が分かっていても、別の方法を考えたのは、吊り戸のサイズが大きく、重かったからです。今回の分は、サイズが高さ2300×幅870mm、本物の建具細工で、ガラスが入っていました。一応吊り金具を外してみましたが、外して別の場所に置くなんて怖いです。
そこで、ステンレスのプレートとネジ、スペーサーとナットでガイドピンを自作しました。自作したのですが、O様に選択肢を示して選んでもらえるように、市販のガイドピンも仕入れました。
選択肢①
選択肢②
樹脂だと同じ破損が起こりかねないので、主な構造が金属でできているもの。
選択肢③
吊り戸を外さずに取り付けられる自作品。せっかくなので比較できるように並べます。
吊り戸のこちら側に置き、吊り戸を手前にスイングさせて、溝に合わせたら戻します。
ビスを打つ前に、この状態で吊り戸を開閉したところ、スムーズに動きました。Oさんが「すごい!」と一緒に喜んでくださいました。「清水さんのやりたいようにしてください」と後押しを受け、自作ガイドピンを取り付けることにしました。
一番開いた状態、しかし開き過ぎないで吊り戸が止まる位置を選び、ガイドピンを固定。慎重に位置決めし、下穴まで作ってビスを打ちますが、インパクトドライバで締め付けるとき、背中に冷たいものが流れるのは仕方ないのでしょうか?
そんな本日の特別メニューを終え、午後は水周りのメンテナンス。午後3時になって、お茶の差し入れがありました。恐縮です。
O様、毎度ありがとうございます。