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日立洗濯機ビートウォッシュの分解洗浄

先日の浴室クリーニング後のご注文で,E様邸の洗濯機分解クリーニングに伺いました。型式はBW-8JV,2008年製です。

当店は日立製の洗濯機の分解クリーニングをお請けしていません。パルセーターを外さなければ分解クリーニングができないのに,日立製は高い確率で外れないからです。Eさんには「外せるか試しておきます」と言って,浴室の作業前に試しました。何の抵抗もなく,あっさり外れました。

メーカーでも対策しているかもしれませんし,これまで塩素系の洗濯槽クリーナーを使っていらっしゃったのが効いていたのかもしれません。そんなわけで,日を改めて本日クリーニングです。

糸くずフィルターの周りからもいくらかカビが見えていたので予想はしていましたが,パルセーターの裏側が既にひどいことになっていました。

全自動洗濯機は構造的に槽の外側にカビが発生します。洗濯時に黒いものが出てきたり,見える部分に何か汚れを感じ始めたら手遅れです。新品の時から定期的に洗濯槽クリーナーを使う必要があります。なぜなら,ある程度付着が進んだ汚れは,洗濯槽クリーナーでは剥がしきらないからです。ほんのちょっとブラシが触るだけで剥がれるものなのですが,浸け置きと回転水流の力では剥がせません。

Eさん(のお母様)は,今後は1カ月ごとにクリーナを使うと言って下さいました。それが良いと思います。

ステンレスの洗濯槽を外した外側も真っ黒です。

外したパーツは一つ一つ漂白洗浄して乾燥させます。先回キレイにしたばかりでしたので,浴室ではなく,外で洗いました。戸建のお宅の場合,事情が許せば,外で洗います。

今回の洗濯槽。残念ながら,バランスリング(洗濯槽の上部の輪っか)も底円盤も外れません。ステンレス胴のふちでかしめてあります。バランスリングが外れないと,糸くずフィルターなどの水路が外れません。汚れの取り残しが増えます。出来るだけ汚れを落とせるようにエアコン用機材で高圧洗浄しました。

話しがそれますが,三菱電機は大きな洗濯機でもステンレス胴と樹脂パーツが外れましたし,シャープや昔のサンヨーは底までステンレスでgoodです。

試運転してお引き渡し。お母様が,時間があれば空気清浄機のフィルター交換をしてほしいとおっしゃるので,弟が交換してさらにボディーを拭いたら白くなったそうで,洗濯機とともに喜ばれました。お母様には暖かいコーヒーを,奥様には作業後にアイスコーヒーをごちそうになりました。E様,毎度ありがとうございます。

ryo:
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