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ダイキン天井埋め2台と壁掛け2台

25日の分の続きで,今日は天井埋め2台と壁掛け2台のエアコンクリーニングです。全てダイキン。型式は天井埋めがFHYCP112K,2006年製2台(マルチ),壁掛けがF22GTNS-W,F50GTPV-W,こちらも2006年製です。無理を言って島田さんに来てもらいました。彼の機材を見てみたいという気持ちもありました。

鍵を開けに来てくださったのはEさん,15時ごろTさんが閉めに来てくださるそうです。お茶とお菓子も机に並んでいて,エアコン下の椅子も移動済み。ご協力ありがとうございます。

天井埋め1台目を僕が分解洗浄,2台目を島田さんに担当してもらいます。リモコン配線の関係で,基板に来ている配線は2台目の方が多いです(笑。彼の高圧洗浄機はマキタMHW720です。僕は720の実機を初めて見ました。写真では710より丸っこいという印象でしたが,実際には一回り大きいし,ボディーの塗装もラメが入った感じで違います。音も静かでモーターに余裕がある気がします。いろいろ工夫すれば良いのかもしれませんが,この大きさと,寝かせて使わなければならないことから,家庭用エアコンには向かないという予感がします。うーん。大変参考になりました。

それと720のエア抜きの方法が面倒くさいなと思って見ていたのですが,調べてみると710も同じでした(恥。今までの方法は機材に負担をかけていた可能性があります。このことも収穫でした。

先回の2台より,天井開口が大きかったような気がします。あと,ドレンパンを固定するビス4本ですが,2013年に余計なお世話で鍋頭プラスにしたビスは全て回収し,7ミリ六角に戻しました。室内機ケーシングとドレンパン固定用の金具はいくらかずれることがあります。やはり六角が確実で,プラスはなめる可能性が高いのです。今日は2台目で,ものすごく難儀した鍋頭ビスが1本あり,不便な気がするけれど7ミリで六角を使う方が良いと判断しました。

パーツ類は外で漂白除菌洗浄します。さび色は,手当てをしているのですが全部除去することはできません。汚れではないのでご容赦ください。ダイキンは業務用も家庭用も熱交換器周りのスチールがものすごく錆びます。

リモコンで機器の健康診断。エラーフリーです。

天井埋めが終わり,壁掛け2台に移ります。人の仕事をとやかく言うのは良くないと思いますが,左に寄せすぎです。グリルを開けようとすると指を掛ける突起が壁に当たっていますし,化粧板を外そうとすると換気扇に当たります。壁紙も剥けています。メンテナンスやクリーニングを担当する下職人はすべてその不便を乗り越えなければなりません。自分より後に触る人が「なるほど~」と思うような施工が良いのです。これがスマートと思うことが,ただの自己満足でしかないということがあります。批判と受け取らないでほしいです。他の人の見方を取り入れることで,懐の深い考え方ができると思うのです。(室内機を外して洗うということであれば,設置方法がどうであれ問題ないのです。当店は設置のままで洗うので,こういう意見です)。

ピンボケで失礼します。こんな感じで洗いました。

壁掛け2台目は左右上下フリーの理想的な設置状況です。熱交換器の洗浄前,外したパーツの洗浄前後,そしてボディーの壁側もこんなに深い構造ですという4枚です。壁側がここまで深いと拭くだけでは対応できません。

ちなみに2006年ダイキンは,熱交換器と下部ボディーの連結は爪だけです。ビスはありません。そしてドレンホースの固定ビスはここなら許せるという位置です。僕はドレンホースをビスで固定するのに大反対です。それでもこの位置なら許せます。特許があるのかわかりませんが,家庭用壁掛け霧ヶ峰の方式がベストで,これ以上のものはありません。

ゆっくり休憩を取った関係で,見込みで話していた15時に終わらず,30分ほど延長しました。Tさんには大変お待たせしました。

ryo:
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