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日立、パナソニック2台のエアコンクリーニング

いつもお世話になっているN様から、エアコンクリーニングの注文をいただきました。「洋室2台、リビング1台です。空室です。鍵は郵便受けに入っております(右に2回4 左6)」。詳細な内容の抜粋です。

当店空日程を参照の上、日程のご要望、建物住所、部屋番号、駐車場の決め事、そしてエアコンの画像6枚(室内機外観と銘板2枚組)とこちらで欲しい情報がすべて収まっています。毎度ながら行き届いています。

僕の方は日立2台とパナソニック1台と勘違いしていました。日立がドレンパン一体型だとやや面倒だなと思っていたんです。ところが、Nさんのお返事には、「リビングが日立で、洋室2部屋がパナソニックだと思います、水道電気は開通積みです」とありました。もう一度いただいた写真を見ると、確かにその通りで、何をどう見誤ったのか、失礼しました。

休日なので道路は空いていますし、来客用駐車場も余裕があります。10階で見晴らしがよく、すぐそばを新幹線が走り抜けます。まずは動作チェックを兼ねて3台を記念撮影。

RAS-AJ28H、日立2018年製

CS-228CF-W、パナソニック2018年製

CS-228CF-W、パナソニック2018年製

日立はフルカバー化粧板で、内部構造がダイキンでした。細かいところが日立仕様になっています。下部ボディを外して熱交換器だけにします。

壁に残った熱交換器

高圧洗浄後

外したボディは手元で漂白除菌洗浄。よみがえります。

ファンと下部ボディ

漂白除菌洗浄後

防水カバーはダイキン風なのですが、ファン保持のパーツが日立仕様です。最初にファン保持を外すと良いみたいで、防水カバーを外そうとしても爪が効いていてきついです。

防水カバー付近

ファン保持パーツから外す

ダイキンより良いと思うところは、配管抑えのパーツ。上部の爪は手前側からつまめるようになっていて、上に引き抜く作りです。右下壁貫通のノーマル設置の場合でも、脱着しやすいと思います。これは三菱電機のドレンホースホースフックと同じくらい良いと思います。

配管抑えが優秀

熱交換器左側も、脱着しやすいです。ですが、軸受けは置かれているだけなので、脱着時に遊んでしまう欠点があります。脱着しやすいのはメリットなので、軸受けが外れない工夫をしてもらえればありがたいです。

熱交換器左側

1時間半ほどで試運転にこぎつけました。空室なので30度暖房で内部乾燥。残り2台はパナソニックの汎用機。部屋が北側にあることや、使用時間のちがいで、リビングの分に比べて汚れは少ないです。

パナソニックに取り掛かったころ、Nさんが様子を見に来てくださいました。お茶の時間に間に合わなかった、と言いながら差し入れて下さったのは和菓子。生菓子でしたので、早速いただきました。お気遣いありがとうございます。

最近意識している「分解型エアコンクリーニング」をイメージしてもらいやすいように、これだけ外します、とまとめてみました。これはクリーニング後のパーツです。

分解型エアコンクリーニング

壁側に残るのは熱交換器とそれを支える壁側ボディ。こちら側には電装品がありません。高圧洗浄機ですみずみまで洗うことができます。

熱交換器と壁側ボディ

高圧洗浄後

外したパーツのうち、一番汚れているのは送風ファンとドレンパン。こちらは次亜塩素酸ナトリウムを主剤とする漂白剤で洗います。強力な除菌漂白作用があります。汚れの程度により、つけ置き時間を長くしたり、洗浄・すすぎの繰り返しをしたりして、新品に近い状態へのリセットを心がけています。

ファンとドレンパン

漂白除菌洗浄後

パナソニック汎用機2台は、だいたい2時間で終了。次の方に快適に使ってもらえるよう願っております。N様毎度ありがとうございます。

ryo:
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