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パナソニックお掃除エアコン2台

今シーズンですでに3度目のご注文。W様邸のエアコンクリーニングです。1台目は主寝室設置のCS-HX405C2-W,2014年製ですが型番からすると2015年用の最新型です。半年ほど使ったとお聞きしています。2台目はお子さんのお部屋にあるCS-282CX-W,こちらはリビング設置の兄弟分です。

最初に見せてもらった時,あまりにも張り出している室内機に驚き,分解組み立てにどれだけ時間がかかるかわからないので1日ほしい,なのでお子さんの部屋の分のために予備日を半日とってもらいました。このように,「当店都合」で2日にまたがる場合は,複数台割引させていただきます。

すでにお見せしている外観ですが,壁から38センチ張り出しています。かなりの威圧感です。既存のコンセントが使えず,下に移設されています。正面グリルを外すと,化粧板は左右のみ。かなりゆったりした空間を内蔵しています。グリルのモーター開閉はなくなりました。大きなルーバー2枚だけです。

ルーバー2枚は,フック式になり,簡単に外せるようになったのかと思いましたが,フック自体簡単に動きませんし,フックを外してもやはり慎重に他の2か所を外す必要があります。このあたりの設計,霧ヶ峰はスマートです。なぜパナソニックは,誰でも分かり,誰でもできるように作らないのでしょうか。こういう姿勢は衰退に向かう道です。

良くなったと思うのは,ファンモーター周り。霧ヶ峰レベルです。簡単に外せるのは素晴らしいです。カバーにはいろいろ目印があり,カバー部分をモーターから外して洗っても復元しやすいです。霧ヶ峰はこの2分割カバーを爪だけで組めますが,パナソニックは小さなビス2本を使います。両者引き分け?!

ドレンホースはビス止め,もうここは霧ヶ峰方式の圧勝です。ここは,プラスドライバーではなく,7ミリの六角で外すように指示されていました。7ミリメガネが近くにないのでアングルで外しています。六角なら真横から扱えます。少しは良くなりましたね。

そんなこんなで,分解にかかった時間は1時間。かなり順調です。6か月使用ですからお掃除ユニットは汚れていません。熱交換器も,もとから洗浄後のようです。ただ,最下部にカビが出ていました。洗浄前のみ。

ドレンパンにはさすがにカビが出ています。今回,ご主人の体調を考えて,カビが出ているようなら心配だからということでご注文いただきました。ほとんど暖房でお使いになっただけでしょうからどうかと思っていたので,汚れがあったことで,かえってホッとしたというか,洗う意味があったと思う次第です。(ちなみに洗浄後のドレンパンにはモーターがすでに復元されています。弟によれば,上下左右のモーター類は,かなり着脱しやすくなったそうです)。

お昼をちょっとまわりましたが,試運転を始めることができました。午後に2台目ができます。しかも,最近学習済みの型式です。かなり気持ちが楽になりました。お昼休憩をいただきます。

午後の部は,この外観。グリルが持ち上がります。スイッチオフで,真ん中のスモークの羽が上のグリルと下のルーバーに挟まるように収まります。微妙なコンピューター制御が必要です。エアコン本来の役割からすれば「演出」のようなもので,はっきり言って要らない機能です。

こちらは初めてのクリーニングだそうです。お掃除機能をテストしているときにパチリ。洗浄前後です。微妙な違いがあります。フィルター自動掃除のエアコンも,時にはお手入れしてあげて下さい。繊細で,手助けが必要なおぼっちゃまです。

そんなお坊ちゃまを外してガンガン洗います。洗う前の熱交換器にはうっすらとホコリが。これはかなり程度の良い熱交換器です。人間の目には感じるのですが,こうして写真にすると,変化が分かりませんね。

外したファンとドレンパン。

なんと,試運転も含めて午後3時半過ぎに終了しました。お掃除ユニットの汚れが軽微だったことや,最新型の構造が改善されていたのが大きいです。1日半のつもりでいたので,ものすごく速く終わった気がします。

(今日の記事も設計上のあれこれでかなり独断を交えて書いております。個人的な感想ですので,聞き流して頂ければ幸いです)。それにしても,最新式のエアコンを触らせてもらうのは,私どもにとってはありがたいことで,大変勉強になります。研修させてもらっているような気がします。

Wさんには,レンジフードや,手が届かない階段踊り場の窓などのご相談をいただきました。レンジフードにちょっと時間をいただきたいので,1日下さい。そうすれば,窓は踊り場以外もできますし,他の気になる場所も。年末の忙しくなる前に連絡を下さるそうです。

今日も冷やしたお飲物を用意していただき,お見送り付き。W様,今後ともよろしくお願いいたします。

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