FUP112BA分解(実は組み立て)

今日のダイキン天井吊り4方向,FUP112BAの分解方法を記録しておきます。実は組み立て時に撮った写真ですので,結束バンドの余分を切る前だったリしてあれっ?と思うかもしれませんが,モデルは美しく撮りたいので,洗い終わったものを材料にしました。

また,当店では分解時にマークを入れております。(マジックペンでの文字や記号です)。マークを入れても組み立てながら消す方がほとんどかもしれません。当店では,今後も役立つだろうと考えて,見えなくなる部分のマークは消しません。悪しからずご了承ください。

まずは普段のお手入れでも外すであろう底部の化粧板です。天井埋め4方向なら,もうちょっと小さなサイズですが,天吊り型は全面のパネルで大型です。この機種は4本の落下防止ひもが掛かっていました。この内側の爪にはめ込むようにフィルターがついています。

化粧板を外す

金属製基盤ボックスの蓋を外します。ビス2本です。

基盤の蓋を外す

次にルーバー(風向き板)の配線をベルマウスから外し,次にベルマウス自体も外します。ビス4本です。この状態で,外部から基盤に来ている配線のプラグを全部外します。今回はFケーブルは外さず,端子台自体を外しました。端子台からの配線がプラグになっている場合はこの外し方の方が楽です。基盤に向かって右側には結束バンドが使われています。2本切る必要があります。

基盤ボックスが外れたとき,配線がどこから何本下がっているかのマークを入れて入れておくと安心です。ドレンパンを戻すときに配線が隠れてしまって足りなくなったり,違う場所から下げて基盤に届かないという経験をしたことがあります。配線が足りないことに気づければいいですが,そのまま進んで試運転,エラー表示となれば背筋が寒くなります。

基盤に来ている配線を外す

基盤ボックスが外せたら,四隅にある化粧板を外します。配管や配線が来ているコーナーのみ2本のビス,ほかは1本で固定しています。落下防止の爪はないので,ビスを外すときに落とさないよう注意します。4個のパーツは形が違うので,どのコーナーにあったかマークを入れておくと迷いません。

四隅の化粧板を外す

コーナー2か所にルーバーモーターがあります。モーター固定のビスが8個あり,配線を支持する結束バンドは2本切る必要があります。切るのはこの写真の場合,上のものだけです。下のものは切りません。

ルーバーモーターを外す

次にドレンパンを支持する4個のパーツを外します。これも形状が違います。ただ,ドレンパンのマークに合わせればよいようになっています。この4つのパーツを外すとドレンパンは落下する可能性があります。一人で外すときは,養生テープでどこかを固定しておくなどの対策をした方が良いでしょう。取り付けるときは手元がいた方が良いと思います。

ドレンパンと支持金具には照合マークがある

ドレンパン支持のパーツは,それぞれ2本(計8本)のビスが使われていますが,配管の来ている部分だけ位置が違います。

ここだけビスの位置が違う

ファン固定のナットは10ミリです。軸の切欠きに合わせるコの字の金具を使っています。

ファンを取り外す

ファンモーターの配線は接触防止のため天井側に固定されています。天井に固定している鉄板の3本のビスを外します。モーター固定には8ミリのワッシャ付きナットを3個使っています。

次にドレンポンプから基盤に向かっている配線を2か所の支持部分から抜いておきます。その後,位置固定のために配管に巻きつけるように使われているものと,ドレンホース抜け防止の結束バンドを切ります。ドレンポンプと水位センサーはひとまとめで,2本のビスで外れます。

ドレンポンプを外す

濡れてはいけないものが外れました。次はルーバー4枚です。モーターがついていた側は,しっかり持って斜め下に引き抜きます。反対側は軸を簡単に引き抜けます。遮蔽板が使われている場合も外します。

ルーバーを外す

最後に天井側に残った4枚の化粧板(形は同じ)を外します。2本ずつ計8本のビスです。

天井付近の4枚を外す

外したものはこれだけの量があります。数も多く,その分ビスの数も多いと思います。

かなりパーツの数も多く,ビスも多い

以上です。お疲れ様でした。

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