日立お掃除エアコン3台

先月末にメールフォームからお問い合わせくださったS様。日立製3台,RAS-SC25B(C) 2012年製 ,RASX28A 2011年製,RASSC22C(W) 2013年製のお見積り。検索すると日立のサイトの取説があり,3台ともフィルターお掃除機能付き。

1日に2台と思うので,1日空いている日に2台,もう一台はその時に予約をいただくということで打ち合わせました。Sさんは写真も送って下さったのですが,2台は天井に近く,1台は左側に全く隙間がない設置で,お掃除ユニットが外れるのか心配でしたが,こればかりはやってみるまで分かりません。そんな流れで,本日2台のつもりで伺いました。

今日は大変暑くなり,Sさんもたびたびねぎらいの言葉と飲み物を差し入れて下さったのですが,なんと3台洗いました!

1台目。稼働時間が長いらしく,一番汚れていたのが,RAS-SC25B(C)。配線の取り回しも記録。左右の風向きに使われているモーターは1個でした。

RAS-SC25B(C) 配線取り回し配線取り回し

もろもろ外して高圧洗浄。外した全ての部品,そしてファンとドレンパンは漂白除菌洗浄。外した部品はお庭で洗い,日差しが強いので良く乾きます。洗い終わって組み立てを待つ部品たち。

熱交換器と壁側ボディ高圧洗浄後ファンとドレンパン漂白除菌洗浄後これから組み付ける部品たち

2台目は京壁で取り付け金具を使っています。後付けの感じがしますが,この金具を使う取り付けが良いと僕は思います。据え付け板がしっかりしますし,壁を濡らさずに洗えると思うのです。このモデルは,1台目より1本配線が多かったです。

RAS-X28A熱交換器と壁側ボディ高圧洗浄後ファンとドレンパン漂白除菌洗浄後

かなりいいペースで進んでいるので,3台目に取り掛かります。とここで今日の課題が始まりました。2台目の左右風向きのモーターの復元に問題があり,モーターに連結するパーツが外れていました。(写真を見ると,違和感があるのが分かります)。このことに気づいたのが,化粧板を戻そうかというころ。ほとんど全戻りです。

そして取り掛かった3台目。当店は初めて触る,ややこしい2分割基板。年式が新しくなって,「なるほど~」と思うのは歓迎しますが,なんじゃこれ?みたいなのはストレスが増幅します。今回の日立3台を触って感じたのは,物量の投入はすごいと思います。熱交換器の2枚重ね3段?,これは費用が掛かりますし,ステンレス板の追加もコスト増でしょう。ですけれども,この2013年製の作り方を見ると,尊敬できません。

この度3台の日立を分解して学んだのは,ドレンパンの脱着について。ものすごく付加パーツが多く,懐の深いドレンパンを外すのも戻すのも苦労していたのですが,なんとなくわかりました。外すときは下部の二つの爪を外して,そこを中心に手前下に回転させるようにグイっと外す。取りつけるときも、爪を入れたら,グイっと上に回転させるように戻す。パナソニックとはやり方が違う。

話がそれましたが3台目の外観と配線取り回し。右が壁に近い場合を想定したのでしょうか。それだったら潔く全部を正面にまとめてほしいです。

RAS-SC22C(W)配線取り回しサブ基盤

洗うところはおんなじです。

熱交換器と壁側ボディ高圧洗浄後ファンとドレンパン漂白除菌洗浄後

何しろ蒸し暑かったのと,2台目の戻り作業,3台目のちゃぶ台返しでかなり疲れました。それでも,Sさんの細やかなお気遣いがあり,なんとか3台目までたどり着けました。帰りがけにも飲み物を頂戴し,お見送り付きで撤収。S様,このたびは当店へのご用命をありがとうございました。大変勉強になる経験でした。

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