今年も干し大根4束、40キロを漬けました。当初11月末に八百屋さんに電話したのですが、大根が全然出ていない!のだそうです。市場に出たら連絡を入れますよ、と言って下さいました。4日に電話があって、いい値段(過去最高)だけどどうします?と聞かれましたが2束お願いしました。
買いに行ったときに、例年20日過ぎになるとお求め安い値段になるそうで、もう少し漬けたいようなら連絡しますよ、と言って下さいました。18日に電話があり、「まだまだ安くなるかもしれないけど、品切れになることもあるので、今日はどうですか?」と声がかかりました。「2束お願いします!」。半値近くまで下がったので、4束トータルで考えるといい感じです。
12月後半に値段が下がるのは、お正月に間に合わせたい、という強い需要があるからだそうです。そう考えると、来年もこの時間差で漬けようかな。
この八百屋さんのたくあん用の糠は美味しく漬くと評判で、1束買うと調合済みの糠を一袋買えます。というわけで、僕はただ干し大根と糠を買ってきて、八百屋さんのおススメの方法で漬け込むだけです。
30型の漬物樽は、エアコンクリーニングで伺ったお客様から頂いたもので、重宝しています。2個あるので、一つに2束20キロを漬けています。青い重石が入っているのは白菜。準備完了。
なるべく切らずに、ぎっしり平らになるように並べます。隙間が少ないと糠が無駄に入りません。
2段目、大根はクロスさせず、目を揃えるのがいいそうです。
3段目~5段目。20キロで、大根は34本ありました。
ちょっと糠を使いすぎたかな?でも余るよりはいいんです。
おまけでもらってきた葉っぱは、糠の上に敷いて断熱保湿?させます。この時、重石は使いません。一週間、寝かせて、その後大根と同じ重さの重石を載せます。重石を載せなくても、1週間後は大根の周りの糠がしっとりしているのが分かります。
2週間前に漬けた樽は、かなり水が上がり、いいにおいがしています。浅漬けでもう食べられるそうですが、もう1週間寝かせます。その時にこの水は捨てます。樽を傾けて捨てるのですが、少し残る水はスポンジで吸うといいみたいです。この水を大根が吸い込むと味が落ちるそうなので、食べきるまで重石は乗せたままにしますし、水がたまったら捨てます。
3月末まで食べられます。最後の頃は糠にカビが生えてなかなか見ごたえがありますが、たくあんが乾かないように気を付けていれば、乳酸菌がカビを寄せ付けず、たくあんは安全に食べられます。少しピリッとした古漬けの味を楽しめます。
というわけで、今年もたくあんを漬けましたというお話です。今年はこれが最後の記事かな?