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高圧洗浄機MHW710、エア抜きバルブ改造

当店のエアコンクリーニングで使っている高圧洗浄機マキタMHW710ですが、エア抜きバルブの開閉つまみを改造しました。

これを見ていただくと分かりますが、直径20ミリの円筒形です。一応すべり止めの凹凸加工が施されていますが、濡れた指先では滑ってしまいます。特にエアコン洗浄中の手指は洗浄剤で摩擦力が激減しています。(弱アルカリ性ピアを温水で溶かしたものなので、皮膚を侵しているわけではないが、滑りやすい)。そのため、ウエスをかぶせてつまみを回す、という手間がかかっていました。

エア抜きバルブのつまみ

M4のねじで固定しているので、ネジとつまみを外すと現れるのが見慣れない角軸です。いえ、コンビニの外水道栓にはこんな感じのモノがありますね。ただ、サイズが全然違います。この分は5×5mmです。以前MHW710の心臓部はイタリア製!と聞いたことがあります。そのせいで、日本の規格にないパーツが使われているのかもしれません。

5×5mmの角軸

そこで「水道栓、ハンドル、5mm」で検索。ショッピングサイトで中国製のどぎつい赤色のハンドルが見つかります。いろいろ調べてみましたが、日本で使われているバルブに角軸は少ないようで、あるとしてももう少し大きな角軸です。

ハンドルに細工された穴は5mm角で、M4のねじがセットになっていて、「数日で発送、到着まで1か月」と注意書きがあります。ですが偶然、Amazonで見つけました。2個セット、本日お届け、税込み送料込み730円、残り1個!、無事に注文完了しました。

写真をよく見ていただくとわかりますが、2つのハンドルで軸穴の形状が違います。一つは無難な四角形。これが商品説明の写真に出ていたタイプです。もう一つは星形です。これは45度回転させてもはまるようにできています。予想していたことですが、軸穴加工は精度が甘く、軸にはめ込んで回すと遊びが感じられます。

角穴水栓ハンドル2個セット

かなり頻繁に使う部分なので、遊びがあるのが気になります。そこで角軸にシールテープをかなり巻きました。これを爪でなるべく四角に成形してハンドルを差し込むと、遊びがなくなりました。

シールテープでサイズ調整

付属の表示盤をはさんで、M4ネジで固定します。このネジは振動で緩むことが多かったので、ネジロックを塗ってみました。効果はどうでしょう。

ハンドルに交換

エア抜きバルブのつまみをハンドルに交換して改造完了。長年の課題が一つ解決しました。...たぶん解決したと思います(笑

ryo:
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