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餅つき

叔父が毎年餅つきを計画してくれるので,楽しみにしています。12月の毎日は,餅つきまで頑張ろう,みたいな気分です。朝8時に着いたのに,もう2臼ついてありました。大量のもち米を冷たい水でとぐことを含め,前日から大変なことになっているのだろうと思います。

おはようございます。今年もお世話になります,とあいさつすると,「ほいっ」と缶ビールが渡されます。そうなんです。朝から飲み放題です(笑。もっとも一番大事なのは餅つきなので,それが終わるまでは,しっかり力仕事ができる程度にセルフコントロール。

ボケの狂い咲きだそうです。

お米を蒸かす間は,いろいろやっています。息子は,いとこからチューバの試奏をさせてもらいました。肺活量が要りますし,タイミングをしっかり意識しないと音が遅れてしまうようです。

ここの餅つきは,こねる作業にほとんどの時間を使います。これがなかなか根気がいる力仕事です。手合わせも最小限で,なるべく餅に水を付けないように心がけます。最初に返すときなどは,熱くて熱くて,しかも餅が臼に張り付くので手合わせには気合が必要です。水を使うと作業は楽になりますが,餅がゆるくなり,カビが生えやすいんだそうです。ほとんど餅の状態になるまでこねて,最後に仕上げでつきます。

ほとんどがのし餅になるのですが,アンピンといわれる粒あんを包んだもの,からみ餅なども作ります。つきたてを大根おろしに和えたからみ餅は絶品で,おいしすぎて喉に詰まらせないように注意が必要。

最後に2回分の4升をかき餅にします。乾燥させたミカンの皮,青のり,落花生,塩,重曹などを混ぜ込んで作ります。この分量もその家によって違うのですが,叔父の家のかき餅は美味しいと評判です。僕は味や香りに品がある,と思います。

温かい室内に入ると,おでんや,手作りのこんにゃく(コンニャクイモは群馬の名産です)や,炭火で焼いたホルモンや,ゆでたてのうどん(そばアレルギーの子もいるので)や…。体が温まると酔いが一気に回る気がします。僕は大抵床に座り込んでうたた寝してしまいます(照。

おじちゃん,毎年ありがとうございます。

ryo:
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