花台の作り直し

隔月で伺っているO様邸。先回ひとつ修繕した花台,残り2個の修理と防腐剤塗布がテーマでした。一応必要な材木を見積って用意していったのですが,結局先回のも含めて3個を作り直すことになりました。

久しぶりの青空と暑さ,防腐剤塗布には最適でした。

Oさんのお話では,大工さんのお手製だそうです。しばらく使っているうちに,内部の材木が朽ちてしまってプランターを支えられなくなってしまったのだとか。

さすが大工さんで,構造に無駄がなく,ビスも1か所2本づつなのでがっしりしています。ですが,プランターのヘリをひっかける作りなので,その部分に水がたまり,湿気で傷みやすいのです。もう一つの問題は,材料が集成材だということです。集成材は寸法の割に安いのですが,こうして湿気を吸うと接着面から崩れます。途中で骨折してしまうのです。

これはまだ手を付けていなかった分ですが,修繕では対応できないほど傷んでいました。

大工さんお手製の花台

今回持ち込んだ材木は1820×40×30の杉材6本です。赤松も同じ値段だったのですが,杉の方が無難ですとホームセンターの方に言われて選びました。ちなみに,もともと防腐剤を浸透させた材料も見たのですが,日本の規格と違うのと,値段を考えてやめました。

先回の修繕では,プランターの下を支える構造に変更しました。それと同じものを,全部新しい材木で作ってみます。こうして見ると,先回の修繕済みも,もうすぐ寿命が来そうでしょう?

新旧比較

というわけで,あと2個新調することにしました。材木はもちろん足りません。近くのホームセンターセキチューに行って,同じ杉材を8本購入,カットサービスで寸法に揃えてもらいました。木口が正確だと作るときも楽ですし,何より丈夫に仕上がります。

ホームセンターでカットサービス

こうして組みあげ,防腐剤を2度塗りし,外側のボードを復元したのがこちら。

骨組みにボードを貼って出来上がり

3台が仕上がり,プランターを入れて置き直します。プランターの出し入れもやりやすくなったのではないかと思います(照。

プランターをセット

残り1時間になってしまいました。水周りも,と思っていましたが,軽く触る程度です。O様のご希望でカウンターテーブルの染み抜き。油の部分はもうちょっと時間が必要でしたかね。

カウンターの油じみを抜く染み抜き後

表面を拭いたレンジフード周り

表面をささっとお手入れ

弟の方は洗面台とトイレを磨けたようです。

洗面台を磨く

Oさんがマイクロファイバークロスを使って拭きとりして下さっているので,ちょっとのお手入れで復元できます。ご協力(笑,ありがとうございます。

次回のご予約とお支払いをいただいて撤収。O様,いつもありがとうございます。次回はおうちのことに時間を当てられそうです。

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