お手入れしやすいガスコンロ

毎月伺っているA様邸のガスレンジはデザインもメンテナンス性もいいです。毎回洗うたびに,よく出来てるなあ,キレイに戻るなあと感動しています。

日本では,すべてのバーナーにセンサーの取り付けが義務付けられたので,最近の製品ではこの手のシンプルデザインはお目にかかりません。All Aboutに「2008年10月から全口安全センサー付きガスコンロ以外は製造と販売が禁止されます!!」という記事があり,法律制定の経緯やデザイン性に優れた海外メーカーが撤退の方向にあることも触れています。

調理中にこぼしたものでトッププレートが汚れたり,五徳が焦げ付いたりするのは当たり前のことで,ガスコンロはシンプルで丈夫に作るのは大事なことだと思います。

日本製でも,15年から20年ぐらい前には,シンプルで丈夫なデザインのものがありました。例えばこんな感じです。バーナーはスチール製(ブリキ細工のような感じ)でバーナートップは銅無垢で,新品時は金色にメッキされていました。ホーロー加工の汁受けと五徳は焦げ付いても再生できます。

少し前の日本製ガスレンジ

ですが接触するセンサーを付けるということは,バーナー部分に入り組んだ部品を付けることになり,汚れると大変です。もっとも,センサーの役割は消し忘れ感知だけでなく,てんぷらの温度管理や炊飯機能など便利な部分もあり,どちらに重きを置くかという部分もあります。

前置きが長くなりましたが,掃除屋さんの僕がお気に入りのガスコンロ。AEG製のクリーニングの過程です。バーナートップはホーロー引きのシンプルな円盤。炎の出口が円周に加工されていて,特に弱火のときなどは見ていてかわいらしい火です。バーナーはアルミ無垢製でがっしりしていて,簡単に取り外しできます。飴色に焦げ付いたものがあるとなかなか手ごわいですが,もともとがヘアライン仕上げなので,擦って落とせます。今回も暖めてから溶剤を塗って時間短縮しました。写真では分かりづらいですが左奥のバーナーがかなり焼きついていたのです。

AEGガスコンロのクリーニング前後

キッチンでは他にも,主な部分としてステンレス製のフード,作業台からシンクにかけての磨き作業があります。弟の方は,トイレ・浴室・洗面台。在宅仕様でのメンテナンスです。

浴室のシャワー混合栓と洗面ボウル。自然素材を使った作りです。毎回リセット。浴室の目地は1月間隔でも結構カビます。

浴室と洗面ボウルのお手入れ

A様のご注文で,「毎月伺う半日オーダーメイド」というスタイルを作っていただきました。家政婦サービスもご検討いただいたのですが,Aさんのお宅の場合は,ハウスクリーニング品質での定期メンテナンスが良いようです。今は,私どもとしても増やしていきたいスタイルになっています。

いつもながら用意していただいたお菓子とお茶を頂戴して撤収。いつもありがとうございます。

午後は先日のアンテナ工事の続きです。キッチンへの同軸ケーブルに気づきましたので,分配器をかませるのと,ポールの補強です。分配器はネット通販で300円台で無料配送。午前に頼んだら翌日届いていました。本当は屋外用を使うべきところですが,それはまた全体的に更新するときで良いでしょう。アンテナから,軒下までの間に配線のたるみを作り,雨水が伝ってこないようにしてあります。

ポールの補強はバインド線とバックルを使って。1.2の脚立では2階屋根へのアクセスは厳しかったので,とりあえず3本つなぎました。南側にもう一本ほしいので,はしごのある時にやりましょう。

アンテナ工事

欠けていた瓦が見つかったそうで,コーキングの新品と並んでスタンバイしていました。お願いしたいということで合わせておきます。瓦は専門の方に見積りも取っていて,全体の修繕を予定しているそうです。今回は仮の修理です。僕の本業はそうじやさんということを重々分かった上で,何かと頼まれます。

こちらとしても勉強になるので,本業の合間に手間賃をもらってさせてもらっています。瓦に立てた脚立がちょっとずれたときは焦ったけど,無事に終わって良かったです。

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