剥離しかないのか?

2012年からお世話になっている歯科クリニックの床の話です。材質は淡い色のリノリウムで,エンボス加工です。

初回全面剥離,その後膜厚コントロールを目指してハイブリットクリーナーやパッドを試してきました。

ですが,床材下地に添って黒い筋ができたり,技工室の出口には歩行線が出たりしてきました。ハイブリットクリーナーで表面を溶かしても除去できないので,剥離するしかありません。

ユニットの周りはこれまでの4回で部分剥離洗浄によるリセットを経ています。そして分かったのが,何枚かの塗り重ねで床の質感が変わってしまうこと,そしてワックスの黄変です。

周期的に剥離洗浄するしかないと考えるようになりました。

今回は中央の通路と技工室を剥離洗浄しました。本当は手前側の事務カウンター内や院長室も含めたかったのですが,手に負えなくなるかもしれないという弟の意見があって,途中の継ぎ目までにしました。限定して正解でした。

中央通路の現状と,剥離洗浄+ワックス乾燥後。

洗浄前洗浄後

写真では分かりにくいのですが,左側の技工室から,すぐ隣のスタッフルームにかけて,U字状に歩行ラインが感じられます。今回の剥離洗浄で改善を期待した主な場所です。

歩行ラインの黒ずみリセット完了

剥離洗浄した場所は,床材の質感と元の色合いをを取り戻します。次回はこの部分も落としましょう。

剥離洗浄すると,質感が戻ります

F様,いつも立ちあってくださり,ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

“剥離しかないのか?” への6件のフィードバック

  1. はじめまして、いつも拝見させていただいてます。
    床メンテでウルトラフロアケアと言うシステムが面白いですよ、ワックス黄変もしません、MRも使えコストも下がります。

    1. 情報ありがとうございます。僕が知っているのはバフ機による光沢復元ですが,この床の微妙の凹凸のため,コットンでも凸部が先に焼けてしまいます。もちろん塗り重ねて平滑が出た時点で磨くという方法もありますが,材料の風合いが失われるので,なんとなく「違う」気がするんです。

  2. Ryoさん、初めまして。いつも拝見させていただき、参考にさせていただいています。クリニック関係の施設は同じ場所でも全く性質の違う床材が使われていることがあり本当に難しいですね。
    自分は剥離を機に5年前より他社より引き継いだ現場があるのですが、
     待ち合い 軟質の複層ビニルシートで密着が悪く、下地剤ワックスをかましてもその上からワックスを塗るとその下地ワックスをひきずってしまう。下地の乾燥時間は90分!バフィングをしようにもバフ機の車輪が床にふんごんでワックス層が焼けてしまう!
     トイレ、レントゲン室 歩行ラインがかなり痛んだリノリウムで吸い込みが激しく乾きが極端に悪く、2層目のワックスがこれまた1層目を侵すのか乾燥時間を十分にとってもモップ目が目立つ!
     診察室 よくある単層Pタイルで上記の床材にくらべてすごく楽です。
    なんだか愚痴っぽくて申し訳ないですがRyoさんはこのような経験はおありかなと思い書き込みさせていただきました。

    1. Kouさん,コメントありがとうございます。また,ブログを読んでくださっているとのこと,うれしいです。

      きちんと下地剤で処理して乾燥にも時間をかけたり,バフィングも試してみたりと,丁寧なお仕事ぶりが伝わって来ます。傷んだリノリウムって困りますね。表面の層が削れて2段目が出ていたりすると,吸水率が違うから同じに仕上がらない。僕自身の現場ではないのですが,以前勤めていた会社の現場で経験があります。削れている素材は別として,複層の床材の件などは,Kouさんのように頑張ってもうまく行かない場合は,「材料メーカーが悪い」,と決めつけます(笑。

      この記事の歯医者さんではそれほど問題ないのですが,大理石調の柄のあるPタイルで密着不良や,イマイチな仕上がりを体験しています。ベーシックコートでも密着が悪い。リンレイP-711の効能に興味を持っています。ただいろいろ考えると,定期的な剥離という流れになりそうなので,高級下地剤は試さないかもしれません。

      さて,塗り筋が出る現象は,全く違う原因で経験があります。金属のペール缶でワックスを買っていたときは感じなかったのですが,流行のバッグインボックスで取り寄せるようになって,ワックスの劣化を感じるようになりました。ハウスクリーニング店だと,ワックスの消費が少ないので,2年ぐらいかけて18リットル使うなんて言うこともあります。下地剤はなおさらです。

      当店の物置は断熱が悪く,夏は30度以上,冬は零下です。樹脂ワックスはこのどちらかで成分が変質すると思います。感覚的には,ペール缶ならその変質が穏やかで,ボックスに入ったものが劣化しやすいと考えています。ワックスの鮮度や,極端な温度にさらさない保管も心がけたいと思っています。

      さらに,冬場は気温を考慮しなければなりません。Kouさんは当たり前に気を付けていらっしゃると思いますが,休診日にワックスを塗るので,暖房開始が遅いと,床温度が低すぎてパウダリング現象が起こります。先日やってしまいました(恥。省エネとかエコとか遠慮とかは,時と場合がありますね。実際失敗すれば,双方に余分な負担が発生します。

  3. なるほど!ペール缶とボックスの関係は考えもしなかったです。
    ワックスや洗剤はできるだけ一定の温度下で管理するべきとは常々
    思っているのですが現実は自宅敷地内の35年経過した倉庫です。
    現在使っているワックスはほぼボックスタイプなのですが倉庫を覗くと少なくとも5年以上前に購入したと思われる錆びてボロボロのペール缶が!R1、ハイテク、プロツヤ赤、ノンヒールってR社さん、申し訳ありません!とても使いきれませんでした!ハウクリメインのウチに18Lは多すぎます!
    パ、パウダリングッ!今の僕にはトラウマ&NGワードです!何故なら上記の現場は、5年目にして初めて全面パウダリングを起こし先週
    手直しにいったばかりだからです(泣)この時期はとくに床温度には気を配っていたつもりでしたが起きてしまいました。恥ずかしながらこれを機にハンドガンタイプの赤外線温度計を買いました。

    1. 現場に合わせて,それに合った特性のワックスを,と考えるといろいろ揃えたくなりますよね。かといって4リットルで買って足りなくなったら困るし。

      全面パウダリング。それは大変でしたね。お疲れさまでした。僕の場合は,全部のエアコンをつけても,温度が上がりにくかった中央通路部分でした。滑る,ツヤが違うと言われて現地調査,お昼休憩に大急ぎで洗浄ワックス塗り対応しました。

      赤外線温度計,いいですね!

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